ガタゴトとモノを動かす音。傍らに立つ人の気配。そして、上半身に触れる指先の感触。

 それが肌の上を辿り、何かを確かめるような動きを繰り返していた。

 胸元をガリッと引っかかれた気がして、沈んでいた意識が急速に浮上しだす。


 ――痛っ! 誰!? 今、カサブタめくったん!?


 胸元がジクジクと痛みだす。

 その時、人の話し声が聞こえてきて、私はうっすらと目を開けた。


「――ええ。これらは全て最近のものになります」


「自分で傷つけた、というのか」


「ええ。恐らく精神的なものからくる行動かと」


「チッ」


 ――なに?


 私の隣には京介君がいた。そして、京介君は、白衣を着たお医者さん? と話をしていて。

 私はどうやらベッドに寝かされているようだった。


 ――ああ、身体が重たい……。


 再び瞼を降ろしたんだけど。

 身体がスースーする不思議な感じに、ハッと目を見開いた。


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