子ナシ専業主婦の日常
◆体の変化
ある日の夜、私は司より早くベッドに入っていた。




すると、夏だというのに寒気がしてくる。




布団にくるまってもガタガタ震え寒気がとまらない。




風邪ひいたかな?





起き上がり熱を計ったけど熱はなかった。





「梨花、どうしたの?」





司が不思議そうな顔で私を見た。





「なんかね、寒気がとまらないの…」





なんだか急な激しい寒気に恐怖を覚えた私は、ソファーにズドンと座りかがんだ。





やっぱり寒い…





ベッドに戻ろうと立ち上がったその時、私は歩けずに転んだ。






左足が動かない…





司が私の肩を支える。





でも歩けない…





足に力が入らない…寒気が止まらない…!




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