スイートナイト

暴かれた計画

私たちを乗せた車は、駅前のビジネスホテルに到着した。

1504号室のドアを開けると、
「静希!」

巽が出迎えてくれた。

「巽!」

私は名前を呼ぶと、巽を抱きしめた。

巽は確かめるように私の背中に両手を回した。

「やっと…やっと、会えた…。

静希がいなくて寂しかった…」

「私も巽がいなくて寂しかった…」

私たちはお互いの存在を確かめるように強く抱きあった。

「感動の再会のところ悪いんだが、中に入ってくれないか?」

真鶴さんに言われ、私たちは部屋に入った。
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