「お、居た居たー」

「…こんにちは、ナツキさん」


当たり前のように隣に腰を下ろすナツキさんへ私が挨拶をすると、「おぉ!ちゃんと覚えてたなんて感動」と、ヘラヘラしながらナツキさんは答えた。


「感動、ですか?感動したんですか?」

「ん?まぁ、そんな感じ」

「そんな感じ?それは、私が忘れていると思われていたという事ですか?」

「えぇ?んー、忘れてるっつーか忘れてるかもっつーか…って、なんか随分食いつくな」


なんて、驚いたような感じのナツキさんに「あ…いえ、なんだか感動という言葉が、私の中でしっくりと来なかったので…」と答えながら、私は少しションボリとする。

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長編  暗闇  孤独  ブルー15  成長  愛情      ドン底  年の差 

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