小百合ちゃんが心配していた。


「遅かったね。もう少しで連絡するところだった」


暴走族のことを言わないってことは暴走族と話してたことを知らないんだ。
その事に安心した。


「ごめんね、迷ってたの」

「方向音痴なんだから!」

「えへへ」

「亜夢!」


突然、大きな声で由奈ちゃんに呼ばれた。
今日は呼ばれることが多いなぁ。


「どうしたの?」

「ちょっといいかな?」


そのまま階段のところへ行く。


「何かあったの?」

「何かあったのは亜夢の方でしょ?」


え………?


「何が?何もないよ?」

「………怪我、転けたんじゃないでしょ。わかってたよ、今まで黙ってたけど」


由奈ちゃん?


「本当のことを話して暴行を受けてるの?」

「受けてないよ?転けたの!」

「転けたくらいでそんなところにアザは出来ないでしょ?………知ってたよ、前から」

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