キケンなアイツとの生活

世の中は嫉妬だらけだ

お風呂に入り、お布団に入ると、すぐに睡魔が襲ってきて、いつの間にかわたしは寝ていた。そして翌朝、またわたしは心臓が止まりそうになる。


「ちょ…なんで、また冬弥さんがトナリにいるのよ…！」
「なんで、っていいだろ？オレと愛梨の仲じゃん？」
「そ、そういうことは事前に申請して！」
「なんだそれ」


そう──
また冬弥さんが、わたしのベッドの中にいました…。


た、確かに昨日付き合ったのかもしれないけど！だからって、行動早くないっ？！


「愛梨」
「な、なによっ」
「トナリ、寝ていい？」
「は？」
「事前申請が必要なんだろ？だから、トナリ寝ていい？」
「って！もう寝てるじゃないっ！」


あーもうっ。こんなにドキドキする自分もイヤだ、恥ずかしい！


「カワイイ、愛梨」
「ひゃっ、冬弥さんっ！」


やだやだ！わたしには、レベルが高すぎるってば！！なにを思ったのか、急に頭をわたしの胸に押し付けてきて、そこで寝ようとする変態。


「いいね、もうちょっとその声聞かせてよ」
「っ、」


だから！わたしにはまだ早すぎるんだってばー！！