144のカウントダウン

第4話〜気まずい教室〜



「おい。咲来。」

「・・・。うわ!・・・。理央。」

ヤバい。アタシ最近、理央に対して失礼だよね・・・。

「ンだよ。その間。」

「ゴメン・・・。」

「いや。お前がマジメに謝ると気持ち悪いから。いいよ。謝んなくて。」

「あっそ。で、なんか用?」

「光に待ち合わせのコト聞いてみたけど。問題ないって。」

「うん。わかった。後で正式に決まったことメールするから。」

「了解。」

理央に聞いてみようかな。
カノちゃんのコト!

「りおっ!」

「?」

「あのさ・・・。カノちゃんのこと、どうおも・・・う?」

「え?花音?なにそれ?いきなり・・・。」

「あ!答えたくなかったら。別に・・・。のうぷろぐらむ・・・。なんだけど・・・。」

「・・・。んとね。」

「うん?(ゴクリ)」

「控え目で目立たないけど。影でみんなを支えてる・・・。ってゆうか。まあ、優しい子だと。思う。」

「そっか。」

「・・・。お前、最近おかしいぞ?風邪か??」

「いっ、いや。心配ご無用です!」

「そ。じゃあ。先公来るから。せきつくな。」

「うん。」

と見せかけて、カノちゃんにメール!!」

〔TO、花音ちゃん〕
理央に、カノちゃんのこと、どう思う?って、聞いたら。優しい子。って、言ってた!
告白、いけそうだよね~!
【送信】

しばらくもしない内に、カノちゃんからの返信がきた・

【受信】
そんな風に思われてるなんて。とっても嬉しいな♪
情報。ありがとう!
告白は・・・。
近いうちにする。
by花音

近いうちに・・・。か。
でもな~。せめて、夏パ終わってからにしていただきたい・・・。
だって。万が一、カノちゃんがフラれたら。夏パが気まずいじゃん。
ま、理央もカノちゃんのこと嫌いじゃあなさそうだし・・・。
大丈夫!

だいじょうぶ・・・。

だよね?
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