恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
「つうか、とりあえず野球以外のことには興味がねぇ!」
そう言いきった佑真は、まだラーメンが半分も残っているあたしよりも先に完食した。
「………」
なんて相槌を打っていいか分からず、あたしは丼とご対面してラーメンをすすった。
佑真にとって、あたしは同じ目標を持った同士。
マネとして心を許してくれているだけ。
そんな佑真に、好きだなんて言うのは反則だよね…。
だから。
友達のままでも。
こうして一番近い場所で、一緒に夢を追いかけていられるだけであたしは幸せなんだ……