百瀬君の生態記録。

生態その1

   




―――放課後・2階廊下




「あ、えっ..えと..も、百瀬君...」




私は今、混乱していた。




「はーい、百瀬ですよ」




陽気な声で、まるで混乱する私をからかってるみたいにそう答える目の前の彼。




いやいやいや....おかしい、おかしい。




目の前にいるのは本当に百瀬君なのか。




それすらも疑ってしまう。




えーと...この状況は一体...。
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