LOVE School Life Ⅰ【完結】
8.旧友再会
翌朝。
秋人の言葉が気になって、結局あまり眠れなかった。

少し早く目覚めた私は準備をして、いつもより10分早く家を出る。
秋人より先に着いたら、それはそれで待てばいっかなあって思って。


だけど、私が到着した時。
既に秋人はそこにいた。


「…秋人」


いると思わなくて、思わずそう呟く。
秋人は私に気付くと、ニコって微笑んだ。


「愛ちゃん、おはよっ」


…来るの早すぎじゃない?
10分早く到着してるんだ。
それなのにいるって事は。

…それよりももっと早く来てるって事?


「……」


黙ったまま、私は秋人の手を握る。
その手は冷たい。

私の突然の行動に、秋人は目をぱちぱちとさせていた。
< 132 / 295 >

この作品をシェア

pagetop