【完】芸能人に、恋をした。

▽離れない唇




正直、リビングに戻るのも気まずかったり。



直哉とのことを誤解してたっぽい蓮くんと顔を合わせづらい。

とは言っても戻らないわけにはいかずリビングに入った。





「…終わった?」



「…うん…」




こたつに入っていた蓮くんが、チラッとあたしを見て視線を外しつぶやいた。




あぁ…気まずすぎる…。





少しぎこちないまま、とりあえず蓮くんの後ろにあるソファーに腰かけた。





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