霧隠れの消息
chapter.1

始まりの詩




今日は水玉のような天気だ

窓から眺めるこの街は
相変わらずぼんやりしている

でも風が強く吹いたときに
街の木々や草花は元気に
踊っている

毎日は全部違うというが
私は違う

匂いも音も見るもの全て
同じにみえる

いや同じだ

季節感が全くない
この街を毎日が違うと
どう説明するのか

「…説明してよ。」



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