鬼神様と××しました

介護

コンコン


「源喜さん…?起きてます?」



源喜さんの部屋のドアを、やや控えめに叩く私。



あれから数日後

飛龍さんの言っていた通り、あの怪物の毒を浴びた源喜さんは、自力で動けなくなってしまい、寝たきりの生活を送っていた。


当の本人はすごく元気で、いつもの変わらないのだが…

やはり体が思うように動かせないので、私はここ数日間、源喜さんのお世話をしていた。




「んー………」


ドアの向こうから、微かに源喜さんの声が…

私は、そっと部屋のドアを開けた。




ガチャ…


「おはようございます…」



ドアを開けると、薄暗い部屋で、源喜さんはぼーっとテレビを観ていた。



く、暗い…(汗)

なんか”不”のオーラが、すごい出てる…




「か…カーテン開けますね!」


閉まりきっているカーテンを全開に開け、窓を少し開けた。




「窓開けんなよ……クーラーの風が逃げんだろ。しかも眩しいし…」


ボソボソと喋る源喜さん。

その話し方も、なんだか暗い(汗)
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