後悔~あのとき好きって言えてたら~

シアワセな未来へ





颯斗の記憶が戻ってからは毎日のように一緒にいるあたしたち。




もう周りからはバカっぷると言われるほどに…。


あたしは恥ずかしいからヤダって言ってるのに颯斗があたしにベッタリ。



それを怒れずかわいいなんて思ってしまうあたしは大バカなんだろう。




今日は付き合って1年になる記念日…なんだけど…颯斗は覚えてるのかなぁ?


試しに聞いてみるか。


「…颯斗、今日って何の日?」



「今日…?……さぁ〜…」



やっぱ覚えてるわけないか。

わかってはいたけどやはりショック。



「颯斗のばぁぁか」



「は!?なんで不機嫌になってんの!?俺なんかした!?」



「してないけど、教えてあげない。自分で気づいてください。それまで許してあげない。今日はそれがわかるまでチューなしだからね」




「おあずけかよ!!うーん…、ちょー考えとく。けど今日は放課後寄るとこあるから待っとけよ」



「はいはい」


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