死の携帯電話-ForeverLove-【完結】

4 死を告げる待受画像

僕はゆっくりと立ち上がった。

伸びをする。

ポキポキと骨が鳴る。

僕は深い深いため息を一つ吐いた。

あれからさらに2時間以上僕は秀美の部屋の中を掻(か)き回し続けた。

しかし、やはり、秀美の行方に関する手がかりらしい手がかりは何一つ見つけられなかった。

もう一度、ゆっくりと室内を見回す。

何か見落としは無いか?

僕の視線が机の上で止った。

秀美の携帯がさっきと同じ場所に置いてある。
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