嘘つき、でも騙されてあげる
あれから

二年の月日が流れて

私は卓斗が東京へ行く日見送りには行かなかった。



だって又一杯泣いてしまうから、



泣いて卓斗を困らせたくなかった。



たけど笑ってなんか見送る事は出来なかった。



あれから二年私は高二なった。



卓斗と一緒に通うはずだった高校に入学した。



卓斗は東京へ行き最初の2ヶ月は電話をくれた。



たけどそれからは、いくら電話しても繋がらない。



卓斗のお兄さんに住所を聞いて何回か手紙も書いたが


返事が来る事はなかった。


3ヶ月が過ぎ、半年が過ぎ気が付いたら二年が過ぎていた。





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