逆境の桜
山となる!
1865年11月。
およそ半年かけて私達は将軍、家茂公との会談が認められた。
「家茂公、昨日の返事を聞かせてください。」
桜の言葉に皆が固唾を飲み込むのがわかった。
「私は政に参加出来るのだな?」
「はい。先の世にはあなたが必要です。」
「うむ........よし!政権を天皇に返してやろう」
「........っ........」