逆境の桜

。*平助side*。








「はぁ!?何でだよ!ダメだお八重!今すぐ帰って来い!今ならまだ間に合う!」




八重が居なくなったと知り、俺は八重を探していた。





八重から連絡が入った時は安心したが、八重の言葉を聞いた俺は涙が止まらなくなった。



《ごめ....っ....ね........平助....今まで....ありがとね........新選組と....平助と....一緒に........過ご....した時間は....私の大切な宝物........ありがとう....》





「嫌だよ........八重........お願いだよ........もど....っ........て....きて....」



    
《....さよなら....へいす....けぇ.......》




「嫌だ....っ....!....お八重........八重!....ブツッ」






< 163 / 204 >

この作品をシェア

pagetop