逆境の桜

。*新八side*。







「....は?....今....なんて言ったんだ?」




俺は耳を疑った。 





《ふふふ。....もうすぐ........墜落する........んだよ........。》




「おまっ........なんで知ってて............」 




《私....この戦争が勃発してから........何も役に立ててなくてね......最後に..みんなの役に........立ちたくて.....っ...》




「何言ってんだよ........なぁ........お八重....帰って来てくれよ........何でそこまでして........」




《飛行機を操れるのは....私だけ........でしょう?........っ............皆の....日本の役に........立てるのなら........私は....頑張れる。》




「最後とか....やめてくれよ......八重......」





《ふふ....新八........今まで....ありがと....っ........それから........ごめ....っ....ね....》




「ありが....と....とか....ごめんな........さいとかは........本人の........顔見て言わなきゃ........ダメだ....ろ....?」




《....ごめ....っ....なさ....い....っ....》



「八重....っ!....お前が帰ってくるのを.......俺は....俺達は....待ってる!....頑張れよ....」




《....さよな....ら....しんぱち.......》






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