あなたに出会えて....
2度目の…。






「ねぇ……何してんの?」




「何って…団子食ってるの」




「そんなの見れば分かるわ!そうじゃなくて私はなんでここにいるの!?」




「俺が寂しいから」




「あっそ。で、この船はどこに向かってるの?」



「長州だ」




はい、2度目の誘拐です。



何故こうなったかって?





それは遡ること数刻。





非番だった私は暇つぶしに門の前を掃いていた。




すると突然目の前に"何か"が現れ、腹部に強い衝撃を受けて私は意識を手放した。




< 323 / 404 >

この作品をシェア

pagetop