不思議ちゃんとイケメンさん

みどりのうさぎのぬいぐるみ





…。





「ちるちゃぁああん…!」





…またきたのですよ





「なんですか、遊稀くん。」





すぐ来るですよ





それもチャイム鳴る間近まで





「やー、今日もゴスロリ幼女だね!可愛いっ」





そう言って遊稀くんは抱き着いてきます。



最初は驚いたのです、もう慣れました…




「遊稀くん、子供扱いやめろですよ。それにここ教室です」




私は無表情で告げるです





「えー、だって可愛いんだもん。すっごい可愛いんだもん。幼稚園にいるみたいな気分ー」






「…そこまで私小さくないのですよ」





「俺にとっては小さいから!」





「……それはそうです、遊稀くんおっきいですよ」





「俺?普通だよー」





…でかい




と、いうか周りの女の子達の悲鳴が




遊稀くんはやはりイケメンで王子様気質。




女の子達からもてもてなのですよ






…また私、女の子から偏見の目を





「きゃぁあ…叶野くんが」
「私も抱き着かれたいよう…」
「幼女め、こんの…」
「まぁ幼女だからいいんじゃね?」
「私も幼女みたいに幼かったら相手にされるのかなぁ」
「幼女になりたぁい…」
「叶野様イケメン…!」







私は幼女とあだ名つけられてしまったのですよ
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