隣人
本編


汗ばむ私の体を愛しむように触れる男。



けしてこの男に心を許したわけじゃない。
ただ流されてみただけ。



人肌が恋しかったから。



初めて触れあうのに満たされる体は
翻弄され何度も高みへと誘われる。



「…あぁっ」



彼に激しく抱かれながら私は一筋の涙を流した。



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