いつもバスで会うキミに、私は初めての恋をしました。
不良みたいな見た目だけど本当はすごく優しいキミの笑顔は私に希望の光を照らしてくれたんだ…。

ずっと笑っていてほしいから、必ず会いに来るよ。
四つ葉のクローバーが咲く頃に春風になってキミを見守りに行くからね……。


miNatoさんの紡ぐ物語はいつも綺麗で切なくて。
今回も途中から涙が止まりませんでした。
ひたすらにひまりを愛する春くん、春くんの笑顔遠守りたいひまり。そんな二人が辿り着いた未来は決してhappyではなかったけれど、尊いもの。
いつか春くんが向こう側にいったときに、ひまりと逢えますように…。

序盤から丁寧に伏線が張り巡らされていて、結末への道順が美しかったです。
途中から悲しい未来を察せざるを得ない状況で、10年後のシーンからは涙が止まりませんでした。
どうか、また逢えたときに2人が再会して笑い合えますように…。

未来に絶望したとき真っ暗な闇を照らしてくれたのは、あなたの歌声でした…。
太陽のように明るくて優しい人気者の彼は落ち込んだ私を温かな光で包んでくれる、そんな彼が悩み苦しんでいるとき私には何ができる？

お互いがお互いを照らし合う存在。苦しいときも周りにはきっと明るい光があると信じられる作品です！

ほのぼの系かと思いきや涙ありの感動作！
血のつながり以上の親子の絆は時に空回るけれど、自分の信じた気持ちを伝えて……。