突然現れた死神に
５つの願いを叶えると言われ、
さらには死神と同居することに。
期限は半年。

彼女は何を願うのか？
もしも自分なら何を願うのだろうか？

考えながら、あっという間に引き込まれ、
彼女の純粋さと彼女を見守る死神の
ドSと優しさにドキドキしながら、
楽しく読み進めることができました。

やっぱり良いことをしていると、
良い結果が返ってくるんでしょうね。

是非、読んでください。

中学生の頃、一緒に釣りに出かけた
友人のひとりが行方不明になってしまう。
以来逃げるように大阪を離れた主人公は、
10年ぶりに友人と再会して…

ぎこちないながらも蘇る友情、
それぞれの根底に閉じ込めていた記憶。
事実を知り心の傷が癒されていくのと共に、
『生きているうちにできることをする』
という言葉に暗い空気を断ち切る力と
それぞれの顔を上げさせる強さを感じました。

年月は流れても離れていても
多感な時期を過ごした友人との繋がりは
強く変わらないもの。

ちょっとミステリアスですが
読後には友情の力強さと明るさと
爽快感の感じられるお話です。

是非、読んでください。

時を重ねて忙しく流されていく日常。
苛立ちと重苦しさに圧される景色の中に
飛び込んできた二人の女子高生。
笑い合う彼女たちはキラキラと輝いて
燻っていた心に光を落とした。

秋の静けさを感じさせる風景の中で
キラキラ輝く女子高生に対抗するように、
前を見据え直して進み出す力強さが
とても印象的です。

自分も頑張ろうと力をもらえる作品です。
是非、読んでください。

親友はごく普通の女の子であり、
地球の平和を守る戦隊レンジャー。

勉強も友情も恋も大事だけれど
地球の平和を天秤にかけられない。

思い悩む親友をしっかりそばで支える
主人公のツッコミもユニークで面白いです。
そして戦隊レンジャーそれぞれの事情も。

実は私たちのそばにいる意外な人が
戦隊レンジャーとして地球の平和を
守っているのかも？

ほのぼのとした温かさの感じられるお話です。
是非読んでみてください。

オシャレに敏感で芯の強い香苗と
自信の持てない地味で内気な明日美。

正反対の二人がいつも一緒にいるのは
幼馴染みだからじゃない。

ふたりは常に互いを支え合って、
足りないものを補い合っている。

時にはまどろっこしさを感じながらも
お互いを一番の理解者として寄り添い、
成長してきた誰よりも大切な存在。

そんな親友以上の素敵なふたりが羨ましく、
元気をもらえる温かいお話です。

是非、読んでみてください。

偶然出会ったミチオとの日々。
一緒に過ごした優しい時間と何気ない会話。
時を重ねるごとに迷いながらも大切な存在へ。
非日常的とも幻想的とも感じられる中、
彼女の思いが大きくなっていきます。
同じスタートラインに立つことのできた
二人の寄り添う姿が温かく胸に残るお話。
是非読んでみてください。

大人になって離れてしまった幼馴染みの
達也と靖之と百合子。

それぞれの想いと優しさ、
迷い込んだ『螢の森』での不思議な体験、
柔らかで懐かしい風景……

確かな文章力と巧みで細やかな描写が
絡み合った糸をゆっくりと解していく。

多彩な登場人物たちと
力強く息づく小さな花の姿が
まるでシンクロするような
人の絆と温もりに溢れた物語。

是非、読んで感じてみてください。

仕事を頑張る美玲を揺さぶる謎多き彼。

好きになってはいけないと思うほどに
膨らんでいく想い。

美玲の揺れ動く気持ちと葛藤、
そして恋の行方が気になって
読み進める手が止まりません。

ハラハラと甘さの絶妙なバランスに
見事に翻弄されました。

美玲の恋はどこへ向かうのか…

是非、読んで確かめてください！

好きになった人には
全力でぶつかっていく史恵。

好きになってもらいたいから
誰よりも努力を惜しまないし、
絶対に手抜きなんかしない。

だけど、いつも恋はすり抜けていく。

本当は誰よりも頑張り屋さんなのに
報われないのは史恵の毒舌のせい？

自らを『シンデレラの義姉』だと
毒舌を認めているけれど、それは違うかも。

史恵の毒舌は単なる口の悪さではなく
彼女の素直さの表れ。

その場を取り繕うためだけの言葉より
素直に気持ちを言葉に出せる方がいい。


そう気づかされた時、
史恵が誰よりも可愛く見えてきました。

女の子は誰もがお姫様になれる。
ただし、魔法をかけてくれるのは
魔法使いとは限らない。

誰よりも努力した分、
きっと素敵な恋が舞い降りてくると
教えてくれる素敵なお話です。

是非、読んでください。

学生時代に好きな人から言われたことが原因で、恋をするのが怖くなった芽衣子。

恋愛には無関心になっていたけれど、
千織に会って変わっていく……

いや、千織が芽衣子を変えていったのでしょう。

初々しく純粋な芽衣子と紳士的な千織の距離が少しずつ確実に近づいていく様子が丁寧に描かれていて、恋って本当に素敵だな……と感じさせられます。

作者様の仰る通り、
『恋に落ちる瞬間って楽しくて幸せ』
を実感させてくれるほのぼのして温かいお話。

是非、読んでください。

息子が嫁を連れてくるという。

最初が肝心。

ナメられるものかと待ち構えていると、
息子が連れてきた嫁は…？！

とんでもない展開かと思いきや
親しみやすいテンポの良い文章が
不思議な世界へとなんら違和感なく
するすると誘ってくれます。

先入観を捨てて、ゆったり心を傾けて、
入り込むほどに解き放たれていく…

不思議で温かい姑と嫁の関係を
是非読んでみてください。

訳あって男装して働くことになった環と
懸命に男性に徹しているにも関わらず
迫ってくる三人の男性。

環の苦悩とドキドキな展開に引き込まれ
最後までワクワクさせられました。

環が選ぶ男性は？

ワインの香りを感じながら
是非読んで確かめてみてください。

公園で時を刻み続ける時計。

同じ場所で同じ景色を見ながらも
通り過ぎていく人々はさまざま。

それぞれのドラマを見て
時計は何を思うのか。

時の流れの中では私たちは
とても小さな存在。

そんな私たちを見守る時計。

包み込むような安心感を覚えました。

是非、読んでください。

二ヶ月ぶりの彼氏とのデート。

待ち合わせの公園で彼の姿を見つけた途端、
様々な思いがこみ上げて胸が高鳴る。

たとえ二ヶ月ぶりでも、ふたりの思いは
隣のカップルに負けてはいないはず。

さあ、それを見せつけてやろう！

この後のふたりに想像が膨らむ素敵なお話。
是非、読んでください。

いつも彼を見ていた。
いつも彼を思っていた。

叶わないと知りながらも
思いは成長していく。
甘い蜜とともに。

彼を思うひた向きさと純粋さが
しっとりと込められていて切なくなりました。

控えめな彼女の内に秘めた熱い思い。

是非、読んで感じてください。

容姿端麗で人当たりがよくて、
仕事もできる社内一の人気者であり
後輩の加藤陽日に突然告白された
29歳アラサーの沙紀。

暫定彼氏となった陽日の告白の真相は？

暴こうとするも陽日へと惹かれていく
沙紀の姿がとても可愛いです。

告白の真相とともに浮上してきた問題に
迷走するふたりの関係……
意外な展開から目が離せません。

恋の行方はどこへ？
『暫定』が取れる日は来るのか？

是非、読んで確かめてください。

会社では部下に憧れられるデキる女性。

その裏は……

家に帰ると何かわからないものを
踏んづけてみたり、
行方不明になったリモコンを探したり、
何よりお肌に気を遣っていたり。

部下に勘違いされようが、
表と裏を上手く使い分ける彼女は
女としてのたしなみを持っているのかも。

女性ってこんなもの…が実感できます。

是非読んでください。

小さな島で小さな花屋を営む夫婦。

主に花屋の仕事をするのは彼女。
彼は絵本を書いたりピアノを弾いて、
ゆったりとした生活を送るふたり。

コーヒーは苦手な彼女が
毎朝淹れてくれたコーヒーを思い出して
彼女の居た頃へと思いを馳せる彼。

いつも隣に居た彼女はいなくても、
今は彼女との息子が居てくれる。

いつまでも変わらない彼女への思いと、
彼女と生きた場所や時間を愛おしむ彼に
胸が熱くなりました。

ほんのりとした温もりが
体に沁みてくるような素敵なお話です。

是非、読んでください。

女子四人でのぶらり旅。

電車に揺られて、温泉に入って
初老の男性にナンパされた……？

思いがけない出会いからのロマンス。
ドキドキなシチュエーションに
妄想を膨らませてしまいます。

素敵なひと夏の思い出を
是非、読んでください。

『面倒くせぇ』が口癖の旦那様は幼馴染み。
家がお隣同士で25年間も一緒に居て、
なんと26年目に突入だそう。

結婚しても世間一般の新婚さんらしい
新鮮さはないけれど、愛情に満ちています。

あからさまな愛情表現のない旦那様の
さりげない愛と優しさが日常生活に
これでもかというほど織り込まれているのが
このお話からはよくわかります。
本当に羨ましい！

きっと二人には倦怠期なんて心配無用。

お子様の成長とともに二人の愛を
さらに育んで素敵な家庭を築いてくださいね。

続編を期待したい素敵なエッセイです。

是非、読んでください。