王道といえば王道。なのに、こまごまとした設定がとても丁寧に描かれており、とても読み応えがありました。
仕事上のライバルということで、犬猿の仲。だからこそ、お互い嫌いから、なぜか接することが多くなり、自然と今まで見えてなかったお互いの部分が見えていき、今までとは違うイメージを持ちつつ近づいていく様子がとてもよかったです。
仕事の部分も描かれており、だからこそ、読み応えもありながら、流されるだけではない複雑な大人の雰囲気も読んでいてよかったです。

設計士の悠里はいつも勝てない同期がいた。
彼に勝ちたい！と頑張るも負けるばかり。

そんな同期、桜木とまさかの合コンで鉢合わせ。桜木なんて無視だとそこでも頑張るも空回り。挙句、自分を落としてみろと桜木からの挑戦状。無理なら異動を命じられる悠里は、何とか桜木を落とそうとする。

星座も同じ。住んでいるマンションも同じ。
職場も同じ。弱ってるときにはさりげなくそばにいてくれたり、いざというときには助けてくれるヒーロー。口は悪いし、恋にはならないと思っていたのに。

桜木くん、確かに最初は恋になる？なんて思いましたが予想をはるかに上回る結果が待っています。かっこいいです！ぜひ悠里ちゃんと一緒に桜木くんにドキドキしてください！

天才設計士の桜木くん。
負けてばかりの落ちこぼれ設計士の悠里が出かけた合コンで、出会ったのは桜木くん。

そこから駆け引きが始まります。
悠里は桜木くんを女子力で落とすことができなければ、設計部をやめなければならない。
悠里は、桜木くんのことを落とそうと、必死になるのですが、完璧な桜木くんには隙がなく、悠里が翻弄されるばかり。

そんな中、悠里の設計プランが施工主に選ばれたが、これがとんでもない施工主で、悠里はホテルに連れ込まれ、大ピンチに。

桜木くんが助けにきたときは、まるでヒーローかと思いました。そして、余裕のないその桜木くんの態度は、まさに桜木くんの完璧さが崩れた瞬間。

やっと結ばれた二人だったけれど、理由も言わず消えた桜木くんに、悠里と一緒にヤキモキ。
でもやっぱり最後はあまーいハッピーエンド。

完結お疲れ様でした。