いくら大河が莉依を好きなことを自覚したからと言っても、彼女と別れた3日以内には莉依を自宅に住まわせ、あろうことか元カノが使っていた部屋をしかも形跡が残っているのにそのまま貸し、さらに部屋着まで元カノのものを貸し、仕事も元カノが納得していないのに異動となった後釜に莉依を置くとかどうかしている。それも何とも思わず受け入れる莉依も無神経。
さらに大河は元カノが仕事で落ち込んだから高級ピアスをプレゼントするとか(大河が好きなことが分かっているくせにそんなもの貰ったら吹っ切れなくなるのに、)意味不明。そして莉依不在時に元カノを家にあげ、寝室にまで入れてしまうとかありえない。さらに、元カノを追いかけて、元カノには気持ちはないという大河。無神経にもほどがある。普通なら信用出来ず別れる案件。
私にはモヤモヤが残ることが多すぎた。

昔からの幼なじみ。長い付き合いの中、お互いのことを知っていたと思っていたけど、あることにより、近づいたことにより見えていなかったことを知ることとなる。
幼馴染という環境を変えようとしながらも、違う面を知ることでショックを受けることと、変えてはいけないと思う気持ち。
近くにいて幼馴染なのに、地位の隔たりにより微かに見え隠れする壁。二人の不器用な気持ちのちぐはぐ感がとてももどかしかったです。