野々花も理人も祖母と祖父を安心させ喜ばせるための契約結婚だったけれど、お互いが一緒にいて生活していく中で好きになっていった。理人は今まで出会ってきた女性と正反対のしかも家庭的な野々花に胃袋掴まれて、温かい家族の温度を知るに連れて好きになるのは必然だし、野々花も酷い裏切りを元カレに受けたから女性に現を抜かすことなく誠実で優しい理人に惹かれるのも必然だったと思う。理人の女性トラウマ事件ん、何でご両親気付かなかったんだろう。祖父が孫の為にあそこまで動いてくれたのに。天音が精神的におかしなことも知っていたのに。野々花の命が奪われなくて良かったけど、それはたまたまでマジヤバかった。ハピエンで良かった。

始まりは、お互いの利益のため。そこには、損得の契約に基づいた結婚でしかなかったはず。それが、徐々に近づく2人の距離。

契約結婚を題材にした作品は多く、ストーリーの流れは先が読めているはずなのだけど、2人の距離が近づく段階がゆっくりで違和感がなく、心情の変化の流れも自然。だからか、とても読み応えのある作品でした。また、何度でも読み返したいと思えるほどに大好きな作品になりました。

天音は強烈なヒールです…殺人までおかしそうになるんですから。ここまで強烈なヒールも珍しいですね。一気読みです、お奨めです。

3年契約で家族のため結婚したが、お互いを思い惹かれていく話。先生の昔の幼なじみが弁当に髪の毛入れたり、両親を味方につけたりと、色んな手で邪魔してくる。かなり強烈でした。

お互い祖父母に喜んでもらいたくて始めた契約結婚。お互いのことは干渉しない決まりでもヒーローに歩み寄るヒロイン、所々に感じるヒーローの優しさに好感持てました
ヒーローのサイコパスな幼なじみが掻き回して最後までやらかしてくれましたが、最後に想いが伝わって良かったです✨
素敵なお話ありがとうございました