吸血鬼と人狼と人間が織り成すファンタジー。
だけど、恋愛が主体なので、ファンタジーを読まない人でも楽しめます。
独特の雰囲気を持っていて、文章も読みやすく、すぐにのめり込んで、最後まで一気に読んじゃいました。
しっとりとした大人っぽい雰囲気を持ちつつ、胸がキュンキュンするような展開に始終ドキドキさせられます。
伴侶を強く欲しているのに無理強いはせず、少しずつ距離を縮めてゆく狼呀の優しいけれど、情熱的に伴侶を求める姿に胸がキュンキュンしちゃいました!
最後まで読みきって、全貌がようやく見えるミステリアスな一面もあって、とても面白かったです。
誕生日に現れたのはもちろんマリアの想い人だと思うのですが、その辺が読み手としてはちょっと消化不良気味なので、二人の後日話をぜひ読んでみたいです。
個人的には吸血鬼レン君の話も読んでみたい!