真っ直ぐに生きている主人公。だけど、そこに恋というものは存在していない。
恋をするよりもお金に価値を重く置く彼女は、比較的冷めている印象を受けました。だけど、そんな彼女の前に現れた男。
やたらと強引に愛を囁く彼に、彼女はうさん臭さ満載と同時に、なぜか乱されていき――…

それほど長くないページ数だったので、さらっと読み切れる作品と思っていたのですが、さすが作者さんです。
この短いページ数の中に、実は…ということも隠されており、短くても大満足のいく作品でした。
ただのストーリーではなく、少しロマンチックな展開もあり、乙女心をくすぐられました。

皆さまのレビューを拝見して大体のストーリーを把握してから読み始めました。
そしてあっという間に読んでしまい、もう一度読み返したくらい大好きなお話です。
自立心のある主人公は魅力的で応援したくなるし、柊はカッコ良くてドキドキさせられたかと思えば子供っぽい可愛らしい部分に笑わせられるし。
最初から最後まで飽きることなく読むことができました。
伏線の回収ともいえる最後の柊の章は、少ない文字数にも関わらず強い想いがしっかりと伝わってきて、とても良かったです。

ツボでした。自分のためより、弟のために一生懸命に生き抜く姿に惚れた、とラストの独白が、まだじーんときて、こころが温かかくなりました❤

１３０ページの中にギッシリと中身がたくさん。
お得感がある作品でした。ww

小春のチャキチャキした性格と
成瀬のちょっと浮世離れした金満ボケともいえるズレ感が上手く噛み合ってて、
やりとりの全てが楽しかったです。(ﾉ∀｀笑)

何故　小春でなくてはならなかったのか…

幼い日の「家族らしい生活を教えてくれた人達」を忘れずに、自分の人生にもあの生活が欲しいと望んだからなのかも？

小春と成瀬なら、きっと楽しい家庭ができると思うよ...♪*ﾟ

素敵な二人を生んでくれて感謝です。ありがとうございました。

望めばなんでも手に入る環境と、少し寂しい生い立ちのせいでちょっとだけピントのずれたところがある柊。普段は強引な俺様なのに、そんなところをこはるに正されると、素直に言う事をきいちゃうある意味従順なところが可愛くて、副社長姿とのギャップがたまらなく好きでした。

また、ヒロインこはるの、不幸な境遇に悲劇のヒロインを気取るでもなく、思ったことはずばずばと言い、自分を嵌めた裏切り者には啖呵を切る逞しさも、弟のために生き、柊のために身を引く潔さも、強さも、とても魅力的でした。

見どころはやはり、柊の溺愛っぷり。好きになったらとことん、の柊。
詳しくは言いませんが……ああもう、こんなふうに熱烈に愛されたら、その手に堕ちるしかないではないですか！

嵐のような展開の中、ラストの柊のモノローグにまた心を掴まれます。

読み終えて、甘くて幸せな余韻に浸ること間違いなし！オススメです。

本音を語らないくせに、主人公に大金を使ったり強制的に引っ越しをさせたり、そして甘くてドキドキするキスをする成瀬柊。
お金持ち故のズレはあるものの、一途に主人公を溺愛してくれる柊に惹かれていく。
惹かれていく心情描写や、ネオンテトラをうまく使った会話、そしてドキドキする展開。
とても素敵でした。
最後の成瀬柊視点は幸せな余韻を味わえ、彼を好きになってしまうこと間違いないです。
素敵なお話をありがとうございました。