ただ、名前を呼んでのレビュー一覧
強くなるのは すごく難しいんだな、と 思いました(>_<) だけど 拓海は最後には とても強くてたくましくなった と思います!!!
親には親の愛情があって、子供にも子供なりの愛情があるのね、と思いながら読んでいたのです。 なのにその愛情が向く矢印がすれ違っていたり、少しだけ交わったり。 読み終える頃には、もどかしいけれど交わったその一瞬が途方もなく大きくて強い記憶になるから生きていけるんじゃないかな、という事も感じた作品でした。 重い複雑な子供の心を、読みやすく丁寧に描いた良い作品でございます。 是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。
今まで何度も泣ける作品を読んできました。声をあげて泣いた事もありました。 けれど、それは一時的なもので、心に残った事といえば「感動」した事だけ。 この小説を読んで。 初めて、静かに泣きました。胸が痛くて温かくて切なくて。 ラストも、尻すぼみになってしまう作品が多い中、物語の引きを目立たせた素敵なラストだと思います。 読んだ後は、きっと、「大切な人」とは何か、考えさせられるはずです。
ねぇ、愛して欲しいとか……そんなワガママは言わない。 言わないから、さ。 ただ名前を呼んで――。 タイトルからは予想しにくい重い内容。 物語を読み進めていくと、タイトルに込められた切なさと温かさを感じます。 ラストは、いい意味で裏切られました。 そして……自然に涙がポロポロと。 大切な人の名前が呼びたくなる、そんな作品です。
純粋に感動できる物語でした、 小学校6年生とゆう少年にはつらすぎる事実と向き合う拓海、 拓海を支える祖父母、 彼らの心の強さには尊敬の念を抱かずにはいられなかったと思います、 正直、ラストには驚きました、いい意味で裏切られました、、
素晴らし過ぎて言葉が出ない。 細やかな心理描写から滲み出る、痛々しいまでの主人公の気持ち。 それが伝わるんです。 何があっても強く強く… 強くあり続けた主人公が迎えたラストは… 一番最後のページに書かれた言葉を私は大事にしようと思います。 素晴らしい作品を読んでも、ぐっと堪えてしまう私が、自然にボロボロ泣いた久々の作品です。
普段当たり前と感じている親子愛………。 でも当たり前なんて、この世にはない、 親と子を繋ぐ絆には、様々な形があり、 そこには、逃げ出す事の出来ない運命がある。 もう一度考えみて、親子愛を……… この作品を読めば、親を見る目、子を見る目が変わります。 秋山のおすすめです。
静かな語りベから始まる物語は、 “純粋な想い” が沢山詰まっていた。 壊れるくらい純粋な愛。 大きく包まれるような想い。 そして、恋にも似た一途な想い。 貴方はどれだけ感じられますか? 貴方はどれだけ持っていますか? 是非、確かめてみてください。 ここには、溢れんばかりの“純粋な想い”が確かに在るはずです。