沖田 円さんのレビュー一覧

★★★★★
2010/09/13 10:04
大切な願い

突然絵本の世界に迷い込んだうらら 記憶を失くした彼女 そして、4人の少年たち 黄金の道を辿り 失くしたものを取り戻すため 大切な願いを叶えるため 彼らの冒険が始まる── 生きていく中で出会うのは 決して楽しいことばかりじゃない ひとりで抱えるには重すぎて 前に進めないこともある けれど、きっと 共に歩く仲間がいれば もう一度、前を向けるはず そうすれば、見えてくる 忘れてしまった、大切な願い 丁寧で柔らかな描写に、あっという間にこの世界へ惹きこまれてしまいます 読んだ後は、きっと世界が、今までよりも少し素敵に見えるはず ぜひご一読を

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★★★★★
2010/08/08 21:01
大切なもの

毎日は毎日続くけれど、今日という日は二度と帰ってはこない。 当たり前のように思って見落としてきた大切なもの。 奥に隠れて気付かなかった大切な想い。 いつも隣にいたはずの、大切なひと。 なんとなく過ぎ行く日々の中にも、それらは確かにそばにあるのに。 いつだってそれに気付くのは、失ってからのこと。 だけどそれじゃ悲しいから、あと少しだけ 今を、君を、 大切にして、生きてみたいと思う。 そう、笑って。笑って。泣いても、笑って。 それだけで、空は晴れるから。 物語に込められた、優しくも強いメッセージ。 是非皆さんに感じて頂けたらと思います。 最後に、彼らの「今」が、幸せな「明日」に繋がっていることを、祈ります。

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★★★★★
2010/05/13 23:34
ネタバレ
15歳、3分間

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★★★★★
2010/01/07 19:39
虹色のラブレター

愛がどうやって生まれるのか。 わたしにはよくわからないけれど。 でも、確かなことは。 あのときのふたりの間に、 深く純粋な、愛が生まれていたということ。 この小説は、小説でありながら、たったひとりの人に向けた「ラブレター」でもあります。 それは、その人だけに伝えたい、心からの素直な気持ちを綴ったものなのです。 だからこそ、わたしたちの心にも直接響き、切なくも温かい想いを与えてくれるのでしょう。 世の中に「純愛物語」は、溢れ返るほど存在するけれど。 この小説のように、ここまで綺麗で、心を揺さぶられるものは、そうそうあるものではないと思います。 ふたりの愛の軌跡、そして奇跡を、是非あなた自身で確かめてみてください。

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★★★★★
2009/11/28 01:27
雨の向こうで

優しいご主人夫妻と綺麗なお母さんと一緒に、平凡な飼い犬生活を送っていた「宗一郎」。 でも、僕はこのままでいいのだろうか。 そう考えた宗一郎は、あることをきっかけに家を飛び出した。 変わることって、難しいこと? そうじゃない、きっとそれは案外簡単にできることなんだ。 だけどたまには、立ち止まって俯いてしまう時もある。 考えて、悩んでしまうこともある。 そんなときはもっと考えて、もっと悩めばいい。 必ずそばには、支えてくれるだれかがいるから。 そして前を向けば気づく。 この世界が、とても素晴らしいということに。 胸に沁みこむ温かな気持ちと、強いメッセージ。 あなたも是非、感じてみてください。

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★★★★★
2009/08/26 22:42
今を生き、明日を生きる

衝撃的かつ静かな雰囲気から始まるこの物語。 クラスメイトの死に隠された謎、そしてその答えを探すナオや周りの人たちの繊細な心の動きが、読み手をどんどん物語の中へと引き込ませます。 15歳という、大人でも子どもでもない、複雑な心を持った主人公たちが、何を想い、今を生きているのか。 彼女たちが感じた、愛や友情、そして生と死。 それは彼女たちと同じように「今」を生き、そして「明日」を生きていくであろう私たちも、考えていかなければいけないことなのだと思います。 是非、みなさんに読んでいただきたい作品です。

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★★★★★
2009/07/27 16:29
甘くて綺麗な夏

サイダーみたいな恋がしたい。 刺激的で、儚くて、淡く、甘い恋が。 思った矢先に拾ったのは… 唯我独尊な戦国武将!? ふたりが過ごしたこの夏を 楽しくて、切なくて、 なによりも綺麗なこの夏を。 ぜひ皆さんに見届けて貰いたいと思います。

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