東雲 葵さんのレビュー一覧

★★★★★
2014/06/30 14:13
嗚呼、マル様!

せつない! せつないんです! 何回読んでも せつなくて、せつなくて、、 この胸が張り裂けそうなんですーっ! ご近所きってのイイオトコ、マルカポーネ。数多のオンナが放っておかない色男も、惚れた女にゃめっぽう弱い。四六時中、ユキに語りかけるもそれが彼女に届くことは決してない。ぐああ!泣けるっ!!聞けーっ!ユキーっ!彼の話をーーっ!! ああ、マル様がほんとうに○○だったら…!いやしかし…!! さあ、そこのあなたも足をジタバタさせ胸を掻き毟りながらお読みになって!!

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★★★★★
2014/06/30 13:12
巡る。

こんな風に めぐり、めぐって 人はまた出会うのかもしれません。 懐かしい人や 懐かしい感情に。 その、くるりを 花は静かに見守っている。 ふかく、うつくしいお話でした。 夏の片隅で、グラスに汗をかかせながら読んで欲しいなぁ。

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★★★★★
2014/05/10 18:36
ルンバ、ガンバルンバ!!

主婦ミラ子劇場、開幕〜♪ さてさて タイトルからは想像もつかない ガンバルンバの正体とは? 、、欲しいような 欲しくないような。(笑) 軽妙な会話の応酬は さすがのミラ拳、、もとい、ミラ子節、炸裂です! これを読んだら、明日からちょっとだけ家事が楽になりそう。 さあ、一緒に、笑っちゃおーっ!!

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★★★★★
2014/03/25 17:42
ネタバレ
レビュー、レビューってなんだ。

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★★★★★
2014/03/20 13:26
招き猫だって、猫である。

ふだん何気なく見ている日常の風景を こんな風に捉えられたら。 世界はきっと何倍も楽しくなる。 Nanohaワールド、健在です! いいえ、むしろパワーアップして帰ってきてくれました。 観察眼の鋭さ。 感性のみずみずしいこと。 さすがの一言です。 この作品を読んだら 長年愛用していた茶碗をうっかり割ってしまって、「うわっ!ごめんね!痛かったでしょ?」と思わず声を掛けてしまった記憶がよみがえってきました。(笑) いやー、面白かった。ぜひ!

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★★★★★
2014/03/04 11:20
ネタバレ
恋が、したくなりました。

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★★★★★
2014/03/04 10:23
キネマ、と呼びたくなる。

とても詩的で映像的な作品。 情景が目に浮かぶようです。 無駄な説明はなく セリフも老人の2言のみ。 主人公の語りのみで 静かに話が展開していく。 ゆっくり 繰り返し味わって「観たい」作品です。

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★★★★★
2014/03/04 10:05
ネタバレ
眠れぬ夜のために

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★★★★★
2013/02/19 09:48
「読むべし!」

冒頭から確かな情景描写と魅惑的な登場人物たちにぐいぐいと引き込まれます。 ただ、上っ面だけで進んでいくのではないのがこの物語の素晴らしいところ。 それぞれの人物の生い立ちが丁寧に描かれているので、ひとつひとつの展開に納得が行くのです。納得できるからこそ「ああ、どうして…!!」と身悶えてしまう。 緻密な計算と丁寧な仕事ぶりに、作者の真摯な姿が垣間見えました。素敵です! 読者には涙を流して喜びながらまんまと罠にハマっていただきたい(笑) また、(これは本作に限りませんが)読者が続編を選べるという展開の仕方も意欲的で面白いです。 「やっぱり環かしら、いえ雪也も捨て難い…ああ、どっちも選べない!」 乙女心、千々に乱されまくり。でも大丈夫!どっちも選べます!ありがとう作者様!(感涙) オトナ乙女夢中になること間違いなし。ワンパターンに陥らない作者様の手腕に脱帽です。

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★★★★★
2013/02/05 22:03
足掻く。生きる。まみれる。

生きていくって、結構しんどい。 綺麗事だけじゃ乗り切れないし、正直にやったら馬鹿を見るし、都合のいいように世の中を動かしてくれる神様なんていない。人間は欲深く、どこまでも他人に対して勝手な生き物である。 だけど、仕方ない。 人として生を受けた以上は、人らしく足掻き続けなければ。 悲哀と諦め。 動物としての本能=生への執着。 そういったものを感じた。 孤独の汁。 時には呑まれ時には蹴散らし、上手く折り合いをつけながら前に進もう。 ヒーローの傷は、勲章だ!

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★★★★★
2013/01/17 11:41
年下萌えの貴女、必読です!

…何を隠そう私がその最たる者なのですが。 久々にぐいぐい引っ張られる感じで一気にラストまで読んでしまいました。 恋愛って、結婚って、仕事って…? 悩める妙齢女子のみなさんには、主人公:実句のモヤモヤがすごくリアルに解るハズ。 大人になって体裁を繕うことや駆け引きすることを覚えてしまうと、純粋に恋をする事を忘れてしまう。だけど、もっとも大切なことはーー あなたのために、何かしたい。触れたい。そばにいたい。同じ目線で、先の景色を見たいーー そういう素直な気持ちじゃないかな。 貴女も、そう思いません? 兎にも角にも 大志くんにドキドキさせられっぱなしのひと時でした。こんな子が周りにいたら、お姉さんたまりません!(笑) 色々複雑モラトリアムなオトナ女子こそ、読むべし!ドキドキと同時に、ピュアな気持ちを取り戻せ、そうです。

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2012/07/16 11:23
この感動をいかに表現したら良いのか

率直に言って 私は、さいマサさんのこのシリーズが大ッッッッッッ、好きである。 よくぞ!よくぞこのような傑作を書いてくださった!文句なしにイイ!もう何でも良いからみんなとにかく読んでーー!! ……と、のべつまくなしにお勧めして回りたいくらいである。 「書(しょ)」。 白と黒のみの世界に、無限の広がりを見る。 筆を降ろす、墨を乗せる、滑らせる。 一連の動作、書かれた文字、点や画に至る細かな部分にまでそれ「以上」の意味を持たせるのは…師範代と私だけの秘密。 もはやこれは密フェチの最高傑作。 日本人ならぜひ、この作品に描かれる綾と艶を感じて欲しい。 「しんにょう」「いとへん」も合わせて、ぜひぜひぜひ!!

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2012/06/26 14:04
あはん納得

「………あぁ…っ!!」 と、思わず叫んでしまう赤裸々さ。 ものを書く者なら誰もが胸に抱えたことのあるフラストレーションを、見事、黒い笑いに変えてくださいました。 ソコに触れてくださるなんて。快感必死です。 個人的な意見ですが、お子ちゃまだからこそ幅広く色んな文章に触れることが必要なのです。そこから何を得るかはお子ちゃま次第。 「規制」 "誰の"ため? "何の"ため? よく見極めることが大切です。 "する"側も。 "される"側も。 人間は、ものを考え言葉を使う、唯一の生き物なのですから。

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2012/06/21 19:41
愛あればこそ。

大概、身体の傷というのは時間が経てば消えるものだ。 跡が残るというのは、相当な怪我の程度である。 女にとって、それは隠すべきもの、と…世間一般的には考えられている。 さて、しかし。 こちらの作品を読むと、どうしてだろう。自分の身体にある様々な痕が、愛しく思えてくるから不思議である。 愛の証を残してほしい。 束縛してほしい。 一生、消えない傷によって。 痛みと快感の交差点。 ぞく、っとしました。 これは女性ならではの感点ですね。

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2012/06/05 10:33
calling you.

離れているからこそ、募る想いがある。 直に、顔も合わせず 肌に触れることもない。 コンタクトは、耳元から聴こえる彼の声だけ。 遠く 近く 近く 遠く 繰り返すやりとりに 彼との距離を感じながら 時を、重ねて。 お互いを求めあう 蜜のような、calling。 女性のみなさま。 耳元がくすぐったくてゾクゾクしますよ。 艶っぽい! 佳歩さん、ごちそうさまでした!

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2012/05/29 20:25
ゾンビ…、ゾンビって何だ?

そもそも、ゾンビって何なんだろうか。 魑魅魍魎の類? いや、そんなおどろおどろしい感じじゃない。そもそも「和」じゃないよね。完全に洋モノだよね。だからちょっとした可笑しみが存在するのよね。いっちょ叫んでみよう、はい!「ゾンビ!」 ゾンビに関する考察はさておき、物語である。 結城龍之介、ここにあり!とも言うべき軽快なストーリー展開。ぜひとも、ところどころ吹き出しながら最後まで読みきっていただきたい。奇妙でおバカだけど、憎めないキャラたちがあなたを笑いの渦へと誘ってくれるだろう。ぐるぐる! え? 読後の感想? ……「恋が、したくなりました。」 え? この作品のタイトル? ……『ゾンビのヒットマン』だ。 どうだ、気になるだろう。 キミも読んでみたまえ!今すぐに、だ!

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2012/05/10 21:06
ふくよかなしあわせ。

女の美しさは曲線にある、と私は思っている。 胸とお尻の丸みはウエストの窪みを引き立て、美しいウェーブを描く。 かの有名なコ〇コーラのボトルには計算し尽くされた美さえ感じる。男には逆立ちしたって出せないシルエットである。 ふくよか、ふくらみ。口に出してみると、これまた何とも言えない幸福感が湧き上がってくる。「福」に通じるからだろうか。不思議なものだ。 「ふくふく。」 ほら、ああ、しあわせだ。丸みは安心感や幸福感に繋がるのだ。 いつからか、女性はその脂肪を削ぐことに命を懸けはじめた。ダイエットに脂肪吸引…みな、日々格闘しているはずだ。私だって例外ではない。 けれど。 本作を読んでハッとさせられた。 今まで親の敵の如く憎んでいた私のプニプニたちよ、ごめん!今後はもう少し心も「まるく」して付き合う事にする。 SHIROさん、素敵な作品をありがとう。

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2012/04/30 19:31
ネタバレ
初恋は、蜜の味。

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2012/03/05 19:11
大好きな灯歌ちゃんへ。

葵です。 こうやって改めて手紙を書くって照れくさいね。だけど、今日は大切な日だから。お祝いの気持ちを文字にして届けます。 初めて会った時、私たちはまだ大きめのセーラー服を着ていたね。切り揃えられた前髪の下で、眉毛が恥ずかしそうに顔を出してた。 あの頃から灯歌ちゃんには「好きな人」がいたよね。アイドルやヒーローじゃなくて、現実のオトナの男性を、一途に、ただひたむきに、想ってたよね。 バレンタインの乱、和泉くんの猛アタック、ジャージ騒動…ねぇ、高校生になってからも色んな事があったね。いま、沢山の涙を越えて成長した灯歌ちゃんは、フーさんじゃなくてもドキドキしちゃうくらい輝いてるよ。 「おめでとう!」 あぁ、嬉しいな。この言葉を言える日が来るなんて。頑張ったね、良かったね。幸せにね、灯歌ちゃん! ―――葵より ★P.S.★ 結婚式の司会は私に任せてね☆

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2012/02/29 17:27
ムリめな恋をしている人へ。

ジャンルは様々だが、金城零さんの作品にはみな共通する魅力がある。 「リアル」―…これである。 本作『甘い恋には遠すぎて』も、ケータイ小説にありがちなご都合主義ではない、徹底的にリアルな展開が待っている。 主人公が流されない。イケメンヒーローが振り返らない。恋敵が嫌な奴じゃない。…そう、応援したくなっちゃうくらい良い人なのだ、恋敵が(苦笑) だから読者は、主人公:みや美の呆れるほどのお人好しっぷりに「これじゃ、どーにもならないじゃないの!」と頭を抱えてしまうのである。 ◆ けれど。 これが、現実だと思いませんか。みんな、それぞれの事情や想いを抱えて生きてる。ぶつかって、理解して、受け入れて。恋愛って、そうやって前に進んでいくんだと思う。 現在、ちょっとムリめな恋をしている方へ。みや美の恋を、見守ってみませんか? ちょっと背筋が伸びますよ。ぜひ!

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