blanketさんのレビュー一覧
朝の光と衣擦れだけが 侵入を許された空間にいるふたり。 静かな動作と求める心の動きを堪能しました。 愛するから求める……。 扱い方を知った彼の口から、永遠の約束を……。 「読む」を押すのが、 この空間への入室許可証。 是非――。
さながら媚薬入りの林檎は、 順序も理屈も振り払う――。 林檎をひと口齧ったなら、 きっと滴る甘い蜜。 とても大人な魅惑の林檎、アナタも是非、ひと口。
とてもさわやかな風を感じる、恋――。 五感を刺激する表現がたっぷりで、短い物語らしくテーマも絞っていて、とても読みやすかったです。 試合の雰囲気もある中での、心の機微も繊細で。ふたりを繋ぐ仲介役の春の風も、いい仕事をしていて、とてもよかったです。 アナタも是非、風、感じてみてくださいね^^
それぞれの短編がとても相性よく――。 作者の持つ確かな描写力が心地のよさを誘ってくれて、とてもすうっとそれぞれの世界に入っていけました。 ふとした表現にリアル感があったり、ハッとしたり。 ――でも、一回愛してるって言ってくれたら 一瞬、時間を止める魔法のような言葉が印象的だったり。 恋にまつわる3点が作り出す三角形、アナタもぜひ。
動き出しが早く、とてもインパクトのあるシーン(復讐やあだ名のくだりなど)が早くから展開されているのがまず印象的で――。 強烈な性格づけもまた特徴的で、ケータイ小説ならではの軽妙な文体ですうっと読み進められました。 着地のナレーション的な内容も、なんだかただごとじゃない雰囲気で、続きが気になりました^^
やがて切なさと甘さへと誘う、シークレットな出会い――。 少しずつ散りばめられた違和感を集めたとき、秘密の片鱗が顔を出して、切なさがあふれてきました。 ――まだまだ暫く優花のこと好きだ。 素直な心は、国境以上の境目をも越えて心に届く。そんな気がしました。 アナタもぜひ、校舎裏に足を運んでみては?そこでの秘密は、それこそ、秘密で――。