慧子さんのレビュー一覧

★★★★★
2012/02/16 14:45
珠玉の作品集

執筆に対する姿勢は文章に反映される、と私は信じています。 作者が作品に真摯に取り組めばそれだけ、読者も自然と丁寧に文字を追いかけてしまうのです。 それを、私はこちらの作品で確かに体験しました。 テーマも、それぞれの作品の文体も、趣向を凝らされていて、まさにうさのさんイズムの結晶です。 クスッとしたり、じんときたり、ほんわかしたり、胸がギュッとしたり。 流し読みなんてできない、したくない。 ひとつも取りこぼさないように大切に読みたい珠玉の作品集です。

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★★★★★
2010/07/12 10:26
新鮮さと安定感

まず、そのながーいタイトルが目を引きます。 そしてリアルタイム更新というスタイル。 毎日見るたびに物語が進んでいるというのは、読者にとっては嬉しいけれど、作者にとっては苦行ともいえます。 でも、作者様は有言実行、それをきっちりと成し遂げられました。 その『書く』ことに対するポテンシャルの高さは稀有だと思います。 そしてスタイルだけでなく、肝心の物語もとても面白かった! 女の子なら誰しも気になるダイエット。 その正しい知識を身につけられると共に、主人公の成長記録、更には意外にも究極の逆ハー小説としても楽しめる、なんともお得な作品です。

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★★★★
2010/07/05 16:28
ネタバレ
もっと深みを

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★★★★★
2010/07/05 15:55
ユーモアと優しさたっぷり

コメディかと思いきや、心温まる物語でした。 登場人物に味があります。 濃厚だけれど、さっぱりと頂ける味が。 たいへんおいしゅうございました。 読み手にこう伝えたい、こんな印象を与えたい、という目標のもと、それを見事に形にできる筆力に嫉妬しちゃいます。 作者様のこんな感じの短編集があったらほしいです。

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★★★★★
2010/07/03 16:48
内輪ウケの最高峰

野いちごをやってる人じゃないと、意味が分からない。 でも、野いちごをやってる人なら、叫びたくなるほど面白い。 読む人を選ぶ作品かもしれませんが、分かる人だけのために、ここまで1ペ-ジ1ページ作りこんでしまう作者様が私は大好きです。 これは慣れ合いではなく、愛すべきお茶目。 小説じゃないけど、作者様が成し得たこの新しい表現の形は、文字の新たな可能性を提示しているように思います。 楽しんだ者勝ちですね!

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★★★★
2010/06/07 22:43
知る人ぞ知る

普通じゃないストーリー、いたる所に散りばめられたブラックユーモア、そして衝撃のラスト。 非常に楽しませていただきました。 作者様は、お気に入りなのに人気が出ない、と嘆いておられましたが、私はだからこそいいのだと思います。 野いちごのメインユーザーは中高生の女の子と聞きます。 若い女の子がドキドキワクワクして読む小説とは、ちょっと違うかな、と。 大人が「掘り出し物を見つけたぞ」とニヤリとする、こちらはそのための作品だと思うのです。 知る人ぞ知る、一癖も二癖もある名作として、鈍く輝いていてほしいという思いをこめて、星四つをつけさせていただきます。

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★★★★★
2010/06/03 23:58
ファンタジー入門

独特な世界観やカタカナが苦手でファンタジーを敬遠している方にも優しい、ファンタジー入門編とも言える作品です。 魅力的なキャラクター、 冒頭から読者を引き込み、飽きさせない展開、 練り上げられた世界観、 ぜひお手本にさせていただきたいです。 などと、いろいろ書きましたが、純粋に面白かった! わくわくしてページをめくる手が止まらない、幸せな時間をくれる物語を、たくさんの人に味わっていただきたいです。

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★★★★★
2010/05/24 13:48
文体、物語ともに最上級!

大河ドラマ一年分に匹敵するほどの読み応えでした。 文体と一ページごとの文章量は、黄金比といっても過言でないほどです。 読む者を惹きつける、ケータイ小説のひとつの完璧な形を見た気がします。 気品ある作品ですが、とっつきにくいところはありません。 純愛モノを求めている方には、ぜひ読んでいただきたいです。

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★★★★★
2009/11/16 21:53
愛すること

生まれてこれたこと、 愛をもらえたこと、 認めてもらえたこと、 そんな経験を通して、人は誰かを愛することを知って行くのだと、教えてくれる作品です。 RADWIMPSの『ふたりごと』を思い出しました。 これは、とても美しい手紙です。

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★★★★★
2008/06/16 15:02
人生のバイブル!

世の中うまくいかないことばかり。 でも、綺麗に生きられなくったっていい。 悪い生き方なんてない。 女の泣き笑い、弱さと根性の目いっぱい詰まった、人生のバイブル。 一読の価値あり、というか、読まなきゃ損!

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★★★★★
2008/06/10 18:26
魂でしてこそ、恋。

面白すぎて、どうしましょう。 読者の意識は、ただただ文章に絡め取られて揉まれて物語の渦の中へ。 心と体と男と女、でもそんな外身は取っ払って魂で溶け合うのが恋なのでしょう。 と学び、どっしりとした読後感にうっとり。 あなたも是非、体感されてください。

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