不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
オレと試してみない?
そもそも、一体なにがどうなって、こんな話をするはめになったんだっけ?

チューハイ、カクテル……なにをどれぐらい飲んだかも覚えてない。だからきっと、お酒のせいだ。というか、そう思いたい。


「だからさ……痛いの」

「なにがよ?」


みんなの視線が集中して、今、私は別な意味で痛い。

正直に言おうか言うまいか、ほんの少しためらって、それからボソッとつぶやいた。


「つまり……その……エッチする時……」



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