私のメガネくん 短編
私のメガネくん

羅威くんと付き合ってからは、午後4時過ぎじゃなくて終礼が終わってすぐに図書室に行く。


そして、私は今、図書室に向かっています!


走りながら考え事してるとドンッと誰かにぶつかる。


「ご…ごめんなさい…」

うぅ…またやっちゃったよ…。


「いや、こちらこそ」


あたるのはいつも男子ばっかり…。


もう一度謝っておこう…。


「本当にごめんなさい」

私は深々と頭を下げる。


よし!図書室に行こう。

「あれ?あかりじゃん」

…へ?


後ろを振り返ると羅威くんがいた。


「どうしてここに?」


首を傾げる私のおでこに羅威くんのでこぴんがあたった。


「いたっ。何するんですかぁ~?」


私は、おでこを両手でおさえた。

結構痛い。


「昨日ちゃんと言ったろ、今日は図書室開けないから一緒に帰ろうって、だから教室で待っとけって言ったよなぁ?」


あっ…。わ…忘れてた!

「ご…ごめんなさい…忘れてました。」



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