~その手は危険~  【密フェチ】
~その手は危険~

家からたった徒歩5分。


そこは私のとっておきの場所。





「いらっしゃい。なつめちゃん」


「こんにちは。マスター」


カフェの主がいつもの柔らかな物腰で出迎えてくれた。


店内を見回すとある違和感に気付く。


今日はお客さんが1人もいない。


雨のせいで客足が減ってるみたいだ。


「珍しいね。平日のこんな時間に」


「休日出勤したから代休なんです」


軽い会話をしながら、カウンター席に腰を下ろす。


今日は誰もいないから、気兼ねなくマスターと話が出来そうだ。


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