知的障害者の恋 【超短編】
第一章 【 高校入学 】
私は市内の高校に電車で通っている麻衣。


今日から新学期―


高校3年生―


「麻衣ちゃん!おはよぉ~。」


「おはよう!急ごう!電車行っちゃうよ!」


「今日から新学期だよぉ~。春休みが終わるの、早いねぇー。」


たわいもない会話をしながら、自転車で2人、駅まで向かった。


駅に着くと見慣れない生徒達―


そっかぁ、今日から1年生がいるんだ。


そう思いながら、私はプラットホームに立った。


ガタン、ガタン…キキーッ―


1台の電車がやって来た―


電車の足音は寝起きの私の頭に響いた。


もっと、静かな運転が出来ないもんかねぇ?


そう思いながら私は電車に乗り込もうとした、その時―
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