嘘つきな唇
紗綾先輩、お久しぶりです

最後に会ったのはいつだろうか。

どんな会話を交わしただろうか。

思い出せないほど随分昔のような気がするし、そうでもない気もする。

「紗綾先輩、お久しぶりです」

でも、笑顔で再会できるような関係じゃなかったと思う。



なのに、なぜ?

なぜ彼はここにいるの?














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