輝く光の中で
留学
「万梨阿、留学の準備、進んでる?」

「うん、もう直ぐだしね! 蕾は?」

「うん、私も、OKよ」

「お互い、楽しみね♪♪♪」



私は、片桐 万梨阿 19歳 大学2年生。

実は、訳あって、片桐の名を語っているが、本当は九条 万梨阿。

このことは、家族と叔父夫婦と両家の祖父母しか知らない。

まぁー、何かと大変なんです。

私は、中学からのエスカレーター式の学校に通い、今は大学2年生。

でも、この秋からイギリスに交換留学生として、親友の有栖川 蕾
と、渡英する。

私たちの学校は、俗にいうお金持ちの子息や令嬢が通う学校だ。

でも、この学校は、ただ単に、お金持ちと言うだけではなくて
これからの社会に出るための人脈作りに加え、帝王学など
普通の学校がしない様な事も学ぶことが出来、この大学を
卒業した人たちは、どこの会社からも引く手数多の状態なのだ。

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