優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
久しぶりの痛み
あたしは荷物をまとめて家を出た。



エレベーターに乗って下へおりていく。




1階について、エレベーターが開いたら………大雅がいた。






「雪穂?」


「……………」





どうして、今日に限って早く帰ってきたの?


いつもはもっと遅いじゃない。




会いたくなかったのに。

会わずに出て行くつもりだったのに。






< 67 / 265 >

この作品をシェア

pagetop