ねぇ、満月。
第四章 俺に足りないもの



朝早く、俺は佐和高原に
来て寝転がっていた。


満月に会うために……。


昨日の入学式で満月を見かけた。


化粧をしていて元々綺麗な顔が
もっと綺麗で思わず
見惚れてしまうほどだった。



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