天狗様は俺様です!
第二話 河童のクラスメイト
「ちょっ……やめてっ……!」
「止めるわけねぇだろ?」
後ろから抱きしめるように、カイは私の身体を触ってくる。
服を脱がせるわけでもなく、薄い布地の上から探るように触れる。
「んっ……やだぁ……」
「何が嫌だよ……感じてるくせに」
耳元で囁くように言われ、変にドキドキしてくる。
嫌……なのに……。
なんか、変な感じが……。
「あっ、やあぁっ」
また変なところを触られて弱々しい声が出る。
このカイと名乗る天狗と無理矢理契約させられてから早五日。
カイは、毎日のように私を呼び出していた――。
あの日の翌日、家から出なければカイに遭遇することはないだろうと私は高をくくっていた。
けど、お昼を終えた頃に声が聞こえてきた。
最初は幻聴かと思ったけど……。
――来い……――。
――来い、実花――!
はっきりとそう聞こえた……。
考えるまでもなくその声はカイのもので、私は行かなきゃと思った。
「止めるわけねぇだろ?」
後ろから抱きしめるように、カイは私の身体を触ってくる。
服を脱がせるわけでもなく、薄い布地の上から探るように触れる。
「んっ……やだぁ……」
「何が嫌だよ……感じてるくせに」
耳元で囁くように言われ、変にドキドキしてくる。
嫌……なのに……。
なんか、変な感じが……。
「あっ、やあぁっ」
また変なところを触られて弱々しい声が出る。
このカイと名乗る天狗と無理矢理契約させられてから早五日。
カイは、毎日のように私を呼び出していた――。
あの日の翌日、家から出なければカイに遭遇することはないだろうと私は高をくくっていた。
けど、お昼を終えた頃に声が聞こえてきた。
最初は幻聴かと思ったけど……。
――来い……――。
――来い、実花――!
はっきりとそう聞こえた……。
考えるまでもなくその声はカイのもので、私は行かなきゃと思った。