偽りの わ・た・し。
†転入

―――1週間後


コンコン――

「どうぞ」


「キャー!久しぶりぃ!!翠奈ちゃん、元気だったぁ?」

「みりゃ分かるでしょ…」


調度、仕事でフランスに行っていた、お母さんに『お使い』を頼んだのだ。


「お使い、してきたわよ。
こちら、フランスで、特殊メイクリストとして活躍している、パク・チファさん」


「こ、こんニちワ;」

『大丈夫ですよ。私、韓国語話せますから。』


お母さんの隣にいた、パクさんに、韓国語で話しかける。

馴れない日本語で話すのは、辛そうだったから。
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