残念な彼女
残念な告白
Y:こんばんにゃ。もう寝とるか?

私:あんたの呼び出し音で目が覚めた。

〜この間20分〜

Y:ごみーん。あたしが寝てもたわ。

私:あんたは安眠テロリストか!電話版ピンポンダッシュすな。

Y:あんなあ、あたし、やっとお嫁に行けるかもぉ。

私:おおっ!ついにカレシができたのかね!?

Y:いや、でけてへん。

私:どないやねん。

Y:それがな、めっちゃドラマチックやねん!

私:ほお。

Y:ドラマチックやねんて! 

私:何で二回言うねん。

Y:びっくりするで?

私:はよ言え。

Y:あたし、いっつも出勤前に寄るコンビニがあるんやけど、な、何とビックリ!突然そこで告白されてーん!

私:ふーん。

Y:その人が言うには、一ヶ月くらい前にそこであたしのこと見かけて、一目惚れしたんやって!

私:あっそ。

Y:まあ、あたしの美貌やから、それも当然かもな。

私:・・・。

Y:でな、それから毎日、そのコンビニであたしのこと待ち伏せしてたんやて!

私:ストーカー?

Y:若干な・・・。でもな、話してみたらめっちゃ優しそうな人やし、そこまであたしのこと想ってくれてたって思ったら嬉しいやん!
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