結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
Act8 1枚の紙切れ

 新学期も始まり…私はセレブ御用達の学校明和学園高等部に編入手続き。


 東京のマンションを引き払い…如月家本宅にある別館に引越し。


 私たちの新居は本館の洋館とは違い…白黒の四角のモダンな外観の建物だった。


 別名は『箱舟』。


 周囲から浮いてるからとその名前が付けられたらしい。


 「…コレにサインをしてくれ」


 神さんが1枚の紙切れを…私に見せた。


 薄っぺらな紙。


 でも……コレが…自分の人生を決めるモノ。


 婚姻届だった。


 現物を初めて私は目にした……。


 


 


< 74 / 240 >

この作品をシェア

pagetop