愛玩子猫のしつけ方
■彼氏の友達






「………痛い…よぅ~~…。」


教室の机に突っ伏してお腹を押さえて呻く。


「あ~…、にこもしかして2日目?」


凛子の気の毒そうな声に力なく頷いた。


女の子だって事を実感して、なおかつその事を後悔する…月に一度の例のアレがやって来た。


あたしはとにかく2日目がキツイ……。


ホルモンバランスが崩れるらしいこの日はイライラまでしちゃって…ほんとどうしようもない……。


「あんた顔色も悪いし…、保健室行って薬もらう?」


凛子が心配そうにあたしの頭を撫でながらそう言ってくれる。


あたしは軽く頭を振って


「……さっきもらったばっかなんだ。なかなか効かなくてぇ……」


情けない声でまた机に突っ伏した。


かなりグロッキーなあたしに優しい親友は、持ってる膝掛けをあたしのお腹にかかるようにかけてくれた。


温めるとほんの少し良くなった気がするから不思議。


凛子にありがとうと言って力なく笑った。



うぅ~~…、早く学校終れーーー………。



今日のあたしの頭の中はこればっかりだ。







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