なんでも屋 神…第二幕
揺れる…一葉…
…神君と一緒に居られるだけで、空っぽだった私の心が満たされていた日々。



違う…神君が悪いんじゃ無い。きっと私が我が儘になっただけ。



そう…神君は悪く無い。



[なんでも屋]に裏の依頼が来た。神君は私を巻き込みたく無いと、またその距離を空けるだろう…。



神君を乗せた車は、走り出してからハザードランプが二回点滅した。



多分、運転してるのはノリなんだろうな…。



仕方無いよ…神君の手を必要としている人達は、皆追い込まれてるから、神君が急に隣から居なくなるのも納得してる。



でも…その瞬間が酷く切なく感じるだけ…。
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