【完結】永遠の愛を〜愛してるのはあなただけ〜
オレの気持ち〜恭平side〜
ピーンポーン。
オレはある家のインターホンを押した。
「待ってたわ。……入って」
「……ああ」
オレは静かに家の中に入った。
「適当に座って。今お茶煎れるから」
オレはソファーに腰掛け、深いため息をこぼした。
そしてチラッと静香に視線を向ける。
……静香、お前はあの時と変わってないな。
「はい」
「……ありがとう」
静香はオレの目の前に座ると、おもむろに口を開いた。
「……恭平さん、さっきはゴメンなさい。いきなり会社に電話かけたりして」