ナンパ男との恋 2巻
第三章 酔っ払い
「春菜ってば、今日
居眠りばっかじゃない?」

美香の言う通り
眠くて、眠くて仕方がない。

結局、あの出来事から
変に興奮してしまったせいで
眠れるはずもなく・・・
輝樹に7時過ぎに家に送ってもらい
仕度を整え
すぐに学校に向かった。

おかげで
完全に睡眠不足だ・・・

「夜遊びでもしたの?」

私は 昨夜の出来事を
美香に正直に話した。

「へぇ・・・っていうか
すごくない?
普通の男なら 絶対
制御できないはずだもん。
さすがって言えば さすがだよね。
まぁ、そんだけ
春菜は大事にされてるって事じゃん?」

妙に感心してるし・・・

「大事にされてるとかの前に・・・・
よく考えてみてよ。
どう私が頑張っても
輝樹は 私とエッチしないようにしてるって現実を突きつけられたみたいじゃない?」

「ん、まぁ・・・たしかに
そこまで我慢してるって事は
春菜とエッチしないって決意の現れ以外には考えられないけどさぁ・・・
そんなこだわらなくても
すぐ体の関係を迫る男より
断然 信用できるじゃん?」

「信用?
浮気してんのに?」

「そっちの信用じゃなくて
体目当てじゃないって事の方」

分かるような分からないような・・・

でも・・・・
好きなら ちゃんと
体で繋がりたいって思うのは
男も女も同じじゃないのかな・・・

なんて思っちゃうけど
好きじゃなくても
エッチしてる人達がいるのは事実なわけで・・・

よく分からない・・・



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